【2023最新】非IT文系の社会人が2か月で基本情報技術者に合格する方法

基本情報技術者アイキャッチ画像 キャリアアップ

ITサービスやシステム、ソフトウェアなど情報技術の基礎が問われる基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門として知られています。

IT業務未経験の文系出身の私がたった2か月で基本情報技術者試験に合格した体験も踏まえて、今回は、基本情報技術者試験の魅力と勉強方法について紹介します。

資格取得のメリットや実務での活用方法、キャリアアップの可能性など、魅力的なポイントを解説します。

初心者の方でもわかりやすい学習ロードマップもご説明しますので、ぜひお読みください!

基本情報技術者を取るメリット

基本情報技術者資格を取るメリットは以下が考えられます。

基本情報技術者試験に合格するメリット

  • 就職や転職活動で評価される
  • 実務で活かせる知識がつく
  • キャリアアップにつながる
  • 身近な技術のイメージが湧く

就職や転職活動で評価される

企業や組織では、情報技術の基礎知識や応用知識を持った人材を求めています。

基本情報技術者は、ITパスポートと並び基礎的な資格とはなりますが、取得していることでアドバンテージになります。

実務で活かせる知識がつく

出題範囲には、テクノロジー、マネジメント、ストラテジーがあり、単純な技術部分のみでなく、プロジェクトマネジメントやシステム開発の戦略策定やマーケティング的な業務を行っている方にも実務で活きてくる資格になると思います。

キャリアアップにつながる

日々進化する情報技術の最新知識とスキルを持つことが求められますが、資格を取得することで、自己啓発の証として、上司からの評価を受けることができ、昇進や昇給に繋がります

身近な技術のイメージが湧く

学生や実務経験の浅い方が、基本情報技術者を受けるかと思いますが、参考書や過去問を使って体系的に技術を勉強することで、身近で使われている技術のイメージが湧いてきます

基本情報技術者試験とは?

基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する試験です。

ITサービスやシステム、ソフトウェアなど情報技術の基礎分野が出題されるITエンジニアの登竜門となる資格です。

出典:IPA

試験の概要

基本情報技術者試験は、科目A(午前)、科目B(午後)の2科目で構成されています。

令和4年以降で問題数や試験時間が変更となっています。午前試験、午後試験という区分から科目A、科目Bという試験名に変わっています。試験時間も全体の30~40%に圧縮されています。

変更点の詳細は、IPAの試験情報を確認ください。

新試験では、1問あたりの回答にかけられる時間が減っており、科目Aではだいたい1問を1分30秒のペースで解いていく必要があります

また、コロナ禍に入ってから、CBT(Computer Based Testing)方式が採用されており、これまでのように決められた受験会場・時間に集まって受験するのではなく、自分で予約した日時、近くの試験会場へ出向きパソコンに表示された試験問題を解いていく形になります。

合格難易度

基本情報技術者試験は、情報処理資格の中で、「ITパスポート」の次に難易度の低い資格と言われています。

年間の受験者は10万に程度でITエンジニアの登竜門となる資格です。

合格率は20~30%程度であり、IT業務未経験の会社員や学生でも合格してますので、きちんと計画的に学習すれば、決して難しい資格ではありません。

自分の場合、学習時間は100時間程度で、平日1~2時間、休日3~4時間を2か月間続け、合格しました。

科目A(午前問題)の出題範囲と勉強方法

出題範囲

出題範囲がかなり広く、書店に並ぶ参考書も分厚いものばかりです。

数週間や1か月など短期間で合格できるまで学習するのは、難しいため計画的な学習が必要です。

勉強方法(体験談)

午前問題の学習では、参考書と無料学習サイトを使って勉強していきます。

参考書でインプット ⇒ 無料サイト過去問(アウトプット)するような流れ知識の定着を図りました

おすすめの参考書

「令和05年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」

受験したときは古い年度のものでしたが、こちらの参考書を使いました。

書店に色んな参考書が並んでますが、どうせ知識0の状態から勉強するなら、正直どれ使ってもそれほど変わらない印象です

参考書で悩むより、さっさと決めて学習を始めてしまいましょう!

無料学習サイト(過去問道場)

こちらのサイトでは、IPAで出題された過去問を解説付きで受けることができます。出題年度や出題分野を絞って学習したり、過去の自分の回答結果、学習状況も見ることができます。

問題も豊富で解説もかなり丁寧に書かれているので、わざわざお金かけて参考書を買う必要は無いと思いました。

過去問道場

自分の場合は、本試験までに直近10年分くらいを受けてみて、正答率80%程度までもっていけてました

自分なりの学習の進め方ですが、参考書の量も多いため、一通り全ての項目を読んでから、過去問に取り組もうとすると、参考書の前半部分を全く覚えてない(汗)という事があったので、

参考書1章分読む ⇒ 対応する章の過去問をサイトで解く

ということを繰り返して、一度読んだ部分を忘れないようにしました。

科目B(午後問題)の出題範囲と勉強方法

出題範囲

令和4年以前の旧試験と令和5年度以降の新試験では、特に科目B(午後)の問題が大きく変わっています。

旧試験では、大問形式で自分の好きな大問を選択して回答できる選択式だったのですが、新試験では、小門形式となり、全ての回答が必須となっています。

また、旧試験のソフトウェア開発の大問では、JavaやPython、表計算など個別のプログラム言語が出題されていたのですが、新試験では、疑似言語に変更となるようです。

勉強方法(体験談)

午後試験の勉強は、シンプルに「過去問道場」を解くのみです。

午前試験に加え、午後試験も過去問が解けるようになっており、解説もかなり丁寧で分かりやすいです。午前問題の学習が終わっていれば、基礎はマスターしているはずなので、あとはひたすら過去問を解いて慣れるのみ。

私の場合は、全問題を解くのではなく、旧試験では選択式でしたので、必須選択の「セキュリティ」と任意選択の「データベース」「ソフトウェア開発(表計算)」に特化して学習していました。

過去問道場の午後試験の過去問は旧試験バージョンとなりますが、試験向けの知識を養うには活用できると思います。

新試験に対応した問題を見たい場合は、IPAのサンプル問題を確認してみてください。

合格までの学習ロードマップ(体験談)

学習準備: 試験申し込み 

参考書の購入とIPAのサイトから試験申し込みを忘れずしましょう。

学習開始~1か月: 参考書1周流し読みする

購入した参考書を1周流し読みします。その際、全てを一気に読むのではなく、章ごとで一度区切って、対応する章に絞ってサイトで過去問を解きます

1か月~1か月半: 直近5年間の午前問題の過去問を解く

参考書の流し読み、章ごとの過去問である程度の知識が入ったと思うので、今度は実戦形式で、年度ごとの過去問全問を解いて回答率を確認します。

ここで8割以上とれていれば良いですが、足りない場合は、苦手な分野を確認して、追加で過去問を解きましょう

1か月半~試験当日: 直近5年間の午後の過去問を解く

ここまでの学習で必要な知識は全てインプットできてますので、ここからは午後問題の過去問を解きます。ひたすら解いて、問題の形式や時間内に解くことを意識して勉強しましょう

試験当日: 学習の成果を発揮する

CBT方式ですので、お近くのテストセンターでパソコンを使って受験します。試験室にスマホや時計、文房具は持ち込めません。(試験管からメモ用紙と鉛筆が支給されます。)

あとは、勉強の成果を発揮して試験に臨むのみです!

※自分の試験結果は以下のようなスコアでした。

午前、午後ともに8割以上獲得して、合格できました。

まとめ

基本情報技術者試験は、ITエンジニアの一歩を踏み出すための大切な資格です。例就職や転職において有利になることや、実務で役立つ知識を身につけることができます。さらに、キャリアアップのチャンスも広がります。

実務未経験の文系の私でも、取得できましたので、初学者の方には心配かもしれないけど、今回紹介した学習方法、参考書と過去問を上手く活用いただいて、試験頑張ってください。

計画的に学習進めることで、自信を持って試験に臨むことができます。初学者の方でも、この記事を参考にして無理なく試験に挑戦してみてください。

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